I4Cウェビナー傍聴:MDB(国際開発金融機関)共同ワークショップ:パリ協定6条運用のための有効な環境構築(2021年5月27日)

2021年6月24日

「MDB(国際開発金融機関)共同ワークショップ:パリ協定6条運用のための有効な環境構築 (Joint MDB Workshop: Building an enabling environment for operationalizing Article 6)」

日時:2021年5月27日(木) 22:30–23:20 JST
主催:Dirk Forrister, IETA; Wendy Hughes, World Bank, Chandra Shekhar Sinha, World Bank, Dmitry Halubouski, European Bank for Reconstruction and Development (EBRD), Virender Kumar Duggal, Asian Development Bank (ADB), Lucy Naydenova, African Development Bank (AfDB)
参加者数:約120名

国際開発金融機関(MDB)の共同イベントとして、パリ協定6条の運用を可能にする環境構築に向けたMDBの取組について紹介された。世界銀行は、Climate Warehouseの第2フェーズにおけるシミュレーション結果、及び昨年6月パリ協定6条2項に基づくパイロット活動のモダリティを共同開発する各国政府のグループである6条に関するMDBワーキンググループにおいて設立されたClimate Market Clubの成果について発表した。欧州復興開発銀行(ERDB)は、D-MRVプロトコルを含むMRVのデジタル化(D-MRV)が、炭素市場の環境十全性を損なうことなく緩和成果を生成する際の透明性と効率向上にどのように貢献可能かについて説明した。アジア開発銀行(ADB)は、2019年に設立された6条支援ファシリティについて発表した。また、アフリカ開発銀行(AfDB)は、適応プロジェクトのために公的及び民間部門の資金動員を行う結果ベースのメカニズムである適応ベネフィットメカニズム(ABM)のパイロットフェーズの進捗に関する最新情報について共有した。

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