お知らせ

【開催報告】フィリピンにおける⼆国間クレジット制度 (JCM) ⽀援スキーム活⽤促進セミナー(2024年1月19日)

2024年2月22日

日本国経済産業省は、フィリピン⽇本商⼯会議所の協力のもと、2024年1月19日(金)に「フィリピンにおける⼆国間クレジット制度(JCM)⽀援スキーム活⽤促進セミナー」を、フィリピン⽇本商⼯会議所会議室とオンライン(ZOOM)でのハイブリッドにて開催しました。本セミナーには100名を超える参加申込がありました。

本セミナーでは、在フィリピン日本国大使館二瓶経済公使による開会挨拶の後、日本国経済産業省からJCM制度の概要が説明されました。続いて、フィリピン国JCM合同委員会のメンバーであるフィリピン国環境天然資源省(DENR)からフィリピンにおけるJCMの実施と今後の方向性、フィリピン国エネルギー省(DOE)からフィリピンのエネルギー分野におけるGHG削減の可能性と緩和に関する戦略について、説明がされました。JETROマニラ事務所からはフィリピンにおける技術に関するニーズについて、説明がされました。その後、パシフィックコンサルタンツ株式会社からJCM実現可能性調査(以下、JCM FS)の紹介がされました。続いて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からはNEDO JCM実証事業の概要が紹介されました。今年度JCM FSに採択され調査を実施中の電源開発株式会社からはJCM FS調査の実施内容が紹介されました。セミナーでは、フィリピンにおけるJCMの実施や活用に向けた質疑応答が活発に行われました。

参加者へのアンケート結果からは、「最新の情報や動向が確認できた」、「JCMについて大変勉強になった」、「幅広い内容だった」との回答が得られました。寄せられたコメントは、今後の参考にさせていただきます。

今後は本セミナーを踏まえ、フィリピンにおけるJCMに対する理解が醸成され、将来の具体的なJCM FS事業/NEDOJCM実証事業/民間JCM事業の検討、実施につながることが期待されます。

 

1. セミナー概要

日時:2024年1月19日(金)15:00 – 17:15

開催方法:フィリピン日本商工会議所会議室とオンライン(ZOOM)でのハイブリッド

主催:日本国経済産業省

事務局:フィリピン日本商工会議所、パシフィックコンサルタンツ株式会社

言語:日本語、英語(同時通訳)

 

2. プログラム

※括弧内は日本時間となります。

時間 内容 発表者
5 分 開会のあいさつ 在フィリピン日本国大使館 経済公使 二瓶大輔
Part I: JCM制度とフィリピン国の気候変動関連政策
10 分
JCM制度の概要
民間JCM及び今後の取り組み等、最近のJCMの進展に関する日本側からの紹介
資料(日本語版)  資料(英語版)
経済産業省産業技術環境局 環境政策課 地球環境対策室 課長補佐 JCM担当 水野功平
10 分
フィリピンにおけるJCMの実施と今後の方向性
資料(英語版)
フィリピン国環境・天然資源省 気候変動情報・技術支援課長 フィリピンJCMJCフォーカルパーソン アルバート A. マガラン
10 分
フィリピンのエネルギー分野におけるGHG削減の可能性と緩和に関する戦略
資料(英語版)
フィリピン国エネルギー省 エネルギー政策・計画局 ディレクターIV マイケル O. シノクルーズ
10 分
フィリピンにおける技術に関するニーズ
資料(日本語版)
JETROマニラ事務所 ディレクター 須藤真
15 分 質疑応答
Part II: JCMFSスキームの利用方法
15 分
METI-JCMFSの紹介
資料(日本語版)  資料(英語版)
パシフィックコンサルタンツ株式会社 国際開発部 環境社会創造室 主任技師 川島有子
15 分
NEDO JCM 実証事業について
  • • 概要紹介
  • • 案件組成のプロセス
資料(日本語版)  資料(英語版)
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 国際部 地球環境対策推進室 主幹 水口大
10 分
JCM実現可能性調査スタディ事例
資料(日本語版)  資料(英語版)
電源開発株式会社 国際営業部 部長代理 清水 健司
20 分 質疑応答
5 分 閉会のあいさつ 経済産業省(オンライン) 産業技術環境局 環境政策課 地球環境対策室 課長補佐 JCM担当 水野功平

 

 

お問い合わせ先:

パシフィックコンサルタンツ株式会社(JCM実現可能性調査事務局)

Email:JCM_pckk@tk.pacific.co.jp